どうも、鈴木です…
以前Instagramにてこんな投稿をさせていただきました…
こんな感じで収穫しようとした玉ねぎがふにゃふにゃになってて、それでも収穫してみたら皮が全部剝けてしまいました…
普通に成長してくれてたのであれば、玉ねぎの皮がむけることはほとんどないのですが、この玉ねぎはそうではありませんでした…
しかし、何でこのようなことになってしまったのか…
その時は理由が分からなかったのですが、色々と調べた結果もしかするとヤバイ状態になっている可能性が出てきました…
今回はそんな玉ねぎがふにゃふにゃになるもやっとについてスッキリ解決していきたいと思います!
ふにゃふにゃになる原因
まず初めに玉ねぎがふにゃふにゃになる原因について書いていこうと思います…
玉ねぎがふにゃふにゃになる原因はいくつか考えられて、一つ一つ順にご説明させていただければと思います…
軟腐病
軟腐病は、ペクトロバクテリアという細菌によって引き起こされる病気です。
高温多湿な環境で発生しやすく、特に梅雨時期に被害が拡大します。
◆病状
・葉や茎に褐色の斑点ができる
・葉や茎が腐敗し、軟らかくなる
・玉ねぎが腐敗し、悪臭を放つ
首腐病
首腐病は、糸状菌というカビによって引き起こされる病気です。
収穫後、高温多湿な環境で発生しやすくなります。
◆病状
・玉ねぎの首の部分が腐敗し、茶色く変色する
・玉ねぎ全体が腐敗し、悪臭を放つ
徒長
徒長は、日照不足や過剰な窒素肥料が原因で起こります。
徒長した玉ねぎは、弱くなり、病害虫にかかりやすくなります。
◆病状
・葉や茎が細長く、ひょろっと伸びる
・玉ねぎが小さくなる
・玉ねぎが柔らかくなる
日焼け
日焼けは、強すぎる日差しによって起こります。
日焼けした玉ねぎは、弱くなり、腐敗しやすくなります。
◆病状
・玉ねぎの表面が白く変色する
・玉ねぎの表面が乾燥する
・玉ねぎが柔らかくなる
水不足
水不足は、玉ねぎの成長を阻害し、弱くします。
弱い玉ねぎは、病害虫にかかりやすくなります。
◆病状
・葉が黄色く変色する
・葉が枯れる
・玉ねぎが小さくなる
・玉ねぎが柔らかくなる
こういった原因が考えられて、それぞれ対策をしなければ玉ねぎが収穫できない状態になってしまいます…
なのでそうならないために次に対策方法について書いていこうと思います!
対策方法
それぞれの対策方法はこんな感じです!
軟腐病 ・病害虫に強い品種を選ぶ ・水はけと通気性の良い場所で栽培する ・病害虫が発生したら、すぐに薬剤を散布する ・患部を切り取り、消毒する 首腐病 ・収穫後は、風通しの良い場所で乾燥させる ・湿度を低く保つ ・傷のある玉ねぎは早めに処分する 徒長 ・日当たりの良い場所で栽培する ・窒素肥料の施用量を控えてカリウムやリン酸を含む肥料を施す ・必要に応じて、摘芯や摘葉を行う 日焼け ・日陰で栽培する ・遮光ネットを使用する ・午前中に水を与える 水不足 ・土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与える ・朝か夕方に水を与える ・マルチングをして、土の表面の乾燥を防ぐ |
病状によって対策方法が大きく異なる場合があるので、しっかりと見分けたうえで対策を行う必要があります!
こういった努力が最高の玉ねぎの収穫につながるので根気強くやっておきましょう!
収穫後も注意
玉ねぎがふにゃふにゃになるのは栽培をしている時だけじゃなくて、収穫後にもなる場合があります…
せっかく立派に育ってくれた玉ねぎが収穫後にダメになった…
ということがないようにふにゃふにゃになる原因を解説していきます!
収穫後にふにゃふにゃになる原因はこんな感じです。
・乾燥 ・腐敗 ・凍結 |
乾燥
意外かもしれませんが、玉ねぎを乾燥させすぎるとふにゃふにゃになってしまう可能性があります。
◆病状
・玉ねぎの表面が乾燥してシワシワになる
・玉ねぎの中身がスカスカになる
・玉ねぎが柔らかくなる
◆対策
・湿度の適度な場所で保存する(湿度50-60%)
・新聞紙などに包んで保存する。
・風通しの良い冷暗所で保存する。
腐敗
傷や病気のある玉ねぎは、収穫後に腐敗が進みやすくなります。
◆病状
・玉ねぎの表面が柔らかくなる
・玉ねぎの色が変色する
・玉ねぎから異臭がする
◆対策
・傷のない玉ねぎを選ぶ
・湿度の低い涼しい場所で保存する
・新聞紙などに包んで保存する
凍結
凍結すると玉ねぎの細胞膜が破壊されてふにゃふにゃになります。
◆病状
・玉ねぎが柔らかくなる
・玉ねぎが水っぽくなる
・玉ねぎが変色する
◆対策
・0度以上の場所で保存する
・凍結防止剤を使用する
これらの対策を行うことで収穫後にふにゃふにゃになることを防ぐことができます。
栽培時だけじゃなく収穫後も油断してるとふにゃふにゃになって食べられなくなってしまう可能性があるので適切に保管するようにしましょう。
あとこういったものに玉ねぎを入れておくことで玉ねぎの劣化を防ぐことができるので参考までにのせておきます!
スッキリ結論
今回のスッキリ結論はこんな感じです!
収穫後は素早く保存&早く食べる!
これまでいろいろとふにゃふにゃになる原因や対策方法について書いてきましたが、最もいい対策方法はすぐに食べてしまうことです!
収穫してすぐに食べる玉ねぎ程美味しい食べ方はないと思うので、これが一番オススメです(^^♪
ただ、玉ねぎって結構余ってしまいがちなので、そんな時に適切な管理を行っていれば新鮮な味を継続させることができます!
なので、基本は早く食べる!
それでも残るときは適切な管理!
これで最高の玉ねぎを長い期間味わうことができるので、優雅な玉ねぎライフを送るためにもコツコツやっておきましょう(^^♪
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